分かってたのに、なんでやったんだろうな|判断ミスの構造を一挙解説
副業リスク管理ラボです。
副業や物販で赤字を出したり、大きく崩れる時の原因は、「知らなかった」だけではありません。
実際には、危ないと何となく分かっていた、薄利だと感じていた、無理があると気づいていた。それでも進めてしまった、というケースがかなり多いです。
たとえば、送料が少し怪しいと感じながら出品した、利益が薄いと分かっていながら「回せば何とかなる」と考えた、カードの請求が重くなってきているのに「今月だけ乗り切れば大丈夫だろう」と判断した。
こうしたことは、その場では一応の理由があるので、自分の中で正当化しやすいです。
しかし後から振り返ると、「分かっていたのに、なんでやったんだろうな」という感覚になります。
この記事では、この判断のズレがどういう流れで起きるのかを整理していきます。
《この記事で分かること》
- 分かっていたのに進めてしまう理由
- 売上やノルマで判断基準がズレる構造
- 再挑戦時に同じ失敗を繰り返す理由
- 止める基準がないと崩れる理由
売上が伸びた時に判断を誤る
売上が伸びると、今のやり方で合っている・このまま広げればもっといける、という感覚が入りやすくなります。
本来ここで見るべきなのは、利益が残っているか・資金が回っているか、ですが、売上という分かりやすい数字に意識を持っていかれると、その確認が甘くなります。

外からの圧力で判断基準が変わる
本来は、利益が出るか・資金が持つか、という基準で判断するべき場面でも、ノルマを達成するか・条件を維持するか、に基準がすり替わります。
これは送料の話に見えて、実際には判断の話です。
→【クーリエ契約は本当に得?|送料より怖かった「ノルマで判断が歪む」話】

同じことはコンサルにも起きます。コンサルや周囲の環境によって、今やらないと損・このタイミングを逃したらもったいない、という空気が強まると、冷静に条件を見て判断するのではなく、反応で動くようになります。
ここでの問題は、情報があるかないかではなく、自分の判断基準がすり替わっていることです。

一度失敗しても、同じことを繰り返す
判断ミスが厄介なのは、一度失敗したからといって、それで自動的に修正されるわけではないことです。
失敗した後、人はこう考えがちです。前はタイミングが悪かった、今なら前より分かっている、今度はうまくやれる気がする。
もちろん再挑戦自体が悪いわけではありませんが、前回崩れた構造を言語化できていないまま再挑戦すると、また同じ流れに入りやすくなります。
→【副業で失敗した後、もう一度やるべき?|「今ならいける」を見極める判断軸】

さらに悪化すると、資金を使ってでも取り返そうとするようになります。ここまで来ると、構造で判断している状態ではなく、感情で回している状態に近くなります。
→【副業で借金する人の共通点|資金ショートが起きる前に見える兆候】

止める基準がないと、そのまま進んでしまう
副業で難しいのは、始める判断よりも、止める判断です。
多くの人は、もう少しで回るかもしれない・ここでやめたら今までが無駄になる、と考えます。
これは気持ちとしては自然ですが、撤退基準がないと、この感覚に引っ張られたまま続けることになります。
→【副業をやめるべきか続けるべきか|判断基準と4つの危険サイン】

しかも厄介なのは、危ない時ほど売上が伸びて見えることがある点です。
→【売上は伸びたのに楽にならない|副業物販で消耗する人の共通点】

売上が伸びていると、まだいけると感じやすい。
しかし実際には、その伸びの裏で資金繰りが悪化していることがあります。
そうなると、止めるべき場面でも止まれません。
判断ミスではなく、判断基準のズレが起きている
ここまで読むと、「判断ミスをしないようにしよう」という話に見えるかもしれません。
でも実際は少し違います。
その時の自分は、別におかしな判断をしているつもりではありませんでした。むしろ、
- 売上は伸びている
- 評価も悪くない
- 周囲もやっている
- 今やめる方が危険に見える
そういう状況でした。
つまり、判断能力がなくなったのではなく、判断基準そのものがズレていたのです。
利益を見るべき場面で売上を見ている。資金を見るべき場面で回転率を見ている。撤退を考えるべき場面で成長を考えている。
だから本人は合理的に判断しているつもりなのに、結果だけ見ると間違った方向へ進んでしまう。
これが、「分かっていたのにやってしまう」の正体です。
何が起きているのか
ここまでの流れをまとめると、
- 売上が伸びる
- 感覚が狂う
- 外部の圧力で判断基準が変わる
- 失敗を都合よく再解釈する
- 止める基準がない
- そのまま続ける
という構造になっています。
問題は単発のミスではありません。売上・環境・過去の経験・感情、これらが重なって、少しずつ判断がズレていきます。
その結果として、後から「分かってたのに、なんでやったんだろうな」という感覚になるわけです。
まとめ
判断ミスは、突然起きるものではありません。
- 売上が伸びた時の感覚
- 周囲の環境や契約条件
- 過去の失敗の解釈
- 止める基準の不在
こうしたものが重なりながら、少しずつズレが積み上がっていきます。
だから大事なのは、正しい判断を完璧にしようとすることではなく、自分がどういう場面でズレやすいのかを知っておくことです。
そこが見えていないと、同じ構造を何度でも繰り返します。
ここで止められるなら問題ないです。
でも実際は止まれない。売上がある。回っている。まだいける気がする。
この状態になると、判断より感覚が勝ちます。
自分もそうでした。気づいた時には、もう止められない状態でした。150万円の借金は、その結果です。

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外部条件による判断の歪みを見るなら
→【クーリエ契約は本当に得?|送料より怖かった「ノルマで判断が歪む」話】

再挑戦の危うさを整理するなら
→【副業で失敗した後、もう一度やるべき?|「今ならいける」を見極める判断軸】

止め時を見極めるなら
→【副業をやめるべきか続けるべきか|判断基準と4つの危険サイン】

そもそもの判断ミスを整理するなら

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