eBayでBelow Standardになった話|アカウントより先に自分が崩れていた
副業リスク管理ラボです。
eBayのアカウントがBelow Standardになりました。
売上はまだありました。でも評価が死んでいました。
この記事は、その時に何が起きていたかを書きます。
Above Standardだったはずが
eBayにはアカウントのヘルス指標があります。Top Rated、Above Standard、Below Standardの3段階です。
私はeBayを始めた頃、評価管理には気を使っていました。キャンセルを出さない、発送を遅らせない、問い合わせには丁寧に返す。最初の1年はAbove Standardを保っていました。
変わったのは、高額商品に手を出してから返品が重なり始めた頃です。
崩れていく過程
高額商品の返品対応が続くようになった時、精神的に追い詰められていました。
40万円の返品。送料負け。カード枠の圧迫。
この状態になると、日々の対応が追いつかなくなります。
売れても発送が遅れる。問い合わせに返信できない日が出てくる。バイヤーからクレームが入る。
それでも売上を維持しようとして、出品は続けていました。売上が止まることの方が怖かったからです。
気づいた時にはBelow Standard
ある日、eBayのダッシュボードを開いてBelow Standardになっていることに気づきました。
正確には、気づいたのではなく「ようやく確認した」という感じです。しばらく管理画面をきちんと見ていませんでした。
Below Standardになると、2つのことが起きます。
① 商品が表示されにくくなる
検索結果での順位が下がり、同じ商品でも売れにくくなります。
② 手数料が高くなる
Top Ratedの割引がなくなるどころか、追加手数料が発生します。売れても利益が削られます。
売上があっても収益が下がる
Below Standardは「売れなくなる」だけではありません。
売れているのに、以前より手元に残らない状態になります。
手数料が上がる。表示が下がるから価格を下げざるを得ない。利益率が落ちる。それでも出品を続ける。
この状態でAbove Standardに戻すのは、かなり難しいです。キャンセル率・遅延率・未解決クレーム率、全部の指標を一定期間改善し続けなければなりません。
すでに崩れた状態で、全部の指標を同時に改善する余力は残っていませんでした。
崩れていたのはアカウントではなかった
当時はBelow Standardになったことが問題だと思っていました。
でも今振り返ると違います。問題はもっと前から始まっていました。
返品で資金が削られる。不安で眠れなくなる。問い合わせ対応が遅れる。発送が遅れる。評価が落ちる。Below Standardになる。
つまり、アカウントが崩れたのではなく、先に自分が崩れていたのです。
Below Standardは結果です。その前に、毎日の判断が少しずつズレていく過程がありました。返信を1日遅らせる。発送を1日後回しにする。それぞれは小さな判断ですが、資金的・精神的に追い詰められた状態では、その小さな判断が積み重なります。
「なんかヤバい気がする」という感覚が先に来ていました。でもその感覚を無視して、売上を維持しようとし続けました。
アカウントのヘルス悪化は、その無視が表に出た結果でした。
当時はBelow Standardが問題だと思っていました。でも本当は、その前の「なんかヤバい気がする」を無視したことが問題でした。
そこから辞めるまで
Below Standardになってから、私はeBayを辞める方向に動き始めました。
出品数を減らす。在庫を処分する。新規出品を止める。
最後の方は売上が激減していましたが、それでもカードの支払いは来る。Payoneerへの着金を待ちながら、請求日を気にし続けていました。
退場した後に残ったのは、借金と、「もっと早く止めればよかった」という感覚でした。
今ならどう見るか
Below Standardは結果です。原因は手前にあります。
返品が重なった時に止まれなかった。評価が落ちても出品を続けた。売上を維持することが目的になっていた。
今振り返ると、評価が最初に悪化した時点で止まるべきでした。でもその時は「まだ回せる」と思っていました。
アカウントのヘルスは、資金管理と同じです。
悪化し始めた時に気づいて止まれるかどうか。気づいても止まれない状態になっていたなら、それはすでに構造が崩れているサインです。
eBayのアカウント凍結・ペナルティについての詳細はこちらです。

売れているのに止まれなかった構造はこちらで整理しています。

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