送料高騰で赤字になる副業モデル|物販で利益が消える理由

副業リスク管理ラボです。

物販では、為替や送料などの外部要因によって利益が大きく変動することがあります。
この全体像については
為替変動が利益を削る仕組みで解説しています。


シリーズものになってきている変動リスクシリーズですが、今回もリスクの話です。
物販には様々な外部リスクがあります。為替変動もその一つですが、もう一つ大きいのが物流コストの変動です。

特に海外物販では
・DHL
・FedEx
・EMS

といったクーリエを利用します。そしてこれらの送料は固定ではありません。

日本国内の運賃は突然大きく上がったり下がったりすることはあまりありませんが、クーリエにはサーチャージというものがかかってきます。このサーチャージは毎週変わります。いきなり送料負けするみたいなことが平気で起きます。理由は国際情勢、物流状況、燃料費など複合的です。

この記事では送料高騰がどのように利益を削るのか。実体験を基にその構造を整理します。


《この記事から分かること》

・送料が固定コストではない理由
・送料高騰が利益を削る仕組み
・海外物販で送料リスクが大きい理由
・送料リスクとどう付き合うべきか


① 送料は固定コストではない

物販を始めたばかりの頃は、送料を「固定費」のように考えてしまいがちです。例えば送料3,000円と決め打ちして利益計算をするケースです。

価格表があるとある程度価格は固定されているように見えます。しかし実際には
・燃料サーチャージ
・国際物流の混雑
・世界情勢
・追加料金

などによって送料は変動します。つまり送料は固定ではなく変動コストです。

ここを固定費の感覚で見ていると、利益計算はすぐにズレます。

特に海外販売では、物流コストの変動が利益に直結します。
eBayの入金サイクルとの関係については
eBayの入金サイクルとカード支払いのズレも参考にしてください。

② 送料が利益を削る仕組み

例えば

商品利益5,000円
送料3,000円

この場合最終的な利益は2,000円です。しかし送料が

3,000円 → 4,500円

になった場合、利益は500円まで落ちます。さらに

3,000円 → 5,500円

になると赤字になります。

つまり

利益

送料上昇

削られる

という構造です。

売上があっても資金が苦しくなるケースについては
売上が増えたのにお金がない理由|利益とキャッシュフローのズレで詳しく解説しています。


その昔eBayをやっていたころ、日本郵便でeパケットという海外に比較的安価に送れるサービスがありました。今では信じられないかもしれませんが、1700円くらいの本で400円くらい利益が出たりしていました。

しかしコロナを境にeパケットはほぼ使えなくなりました。というより日本郵便のサービスはいつ到着するかも保証できないくらいの有様になりました。つまり利益を削るどころか、eパケットが使えないので売れば売るほど赤字になる商品が目白押しになったわけです。

③ なぜ海外物販は送料リスクが大きいのか

海外物流では複数のコストが乗ります。

例えば
・燃料サーチャージ
・為替
・地域追加料金
・重量計算

こうした要素が重なって送料は変動します。つまり送料も為替と同じく外部リスクです。

サーチャージでいえば、毎週変わるので普通に送料単価×1.05くらいだったものが1.18になっていることもあります。薄利商品ではこの差がそのまま利益を削ります。

④ 送料高騰で起きること

送料が上がると次のような現象が起きます。

・利益率が急に下がる
・利益商品が赤字になる
・価格調整が追いつかない

先ほどeパケットでも書きましたが、特に薄利商品では送料の変動がそのまま赤字につながります。

価格調整も結構大変です。おすすめはツールで決め打ち一括値上げしてから外注さんにお願いして価格を修正していってもらったり、削除してもらうことですね。

つまり送料高騰が起きたときは商品単位で対応するというより、運用全体で対応するという視点が必要になります。

⑤ なぜ気づきにくいのか

送料リスクが厄介なのはゆっくり上がるからです。

急に2倍になることは少なく、少しずつ上がることが多い。

すると人はその変化に慣れてしまいます。

さらに出品数が5000品とかを超えてくると「いつの時代の相場だよ」みたいな価格で出している出品者も見かけます。

というより過度な出品はあまりおすすめしないです。

理由は単純で、価格や送料の変化に対応しきれなくなるからです。

出品数が多いこと自体が問題ではなく、管理できない数まで広げてしまうことが問題です。

⑥ 送料リスクとどう付き合うか

海外物販をやる以上、送料の影響を完全に避けることはできません。

ただし

・利益率の余白を持つ
・薄利商品を避ける
・価格競争が激しい商品を減らす
・価格調整を早く行う
・管理できる出品数に抑える

こうした対応で影響を小さくすることはできます。

結局のところ大事なのは送料が上がっても死なない商品構造にしておくことです。

送料リスクに弱いモデルは物流コストが変わっただけで崩れます。
逆に利益率に余白があり、価格調整もできる商品を扱っていれば送料高騰があっても耐えやすくなります。

Q&A

Q1 送料はそんなに頻繁に変わるものですか?
海外配送では普通に変わります。特にクーリエは燃料サーチャージがあるため、毎週のように送料条件が変わることがあります。

Q2 初心者でも送料を意識するべきですか?
意識するべきです。特に薄利商品を扱う場合は送料の変動がそのまま利益を消すことがあります。

Q3 送料変動に強い商品はありますか?
利益率に余白がある商品や、価格競争が起きにくい商品です。中古品や一点物などは比較的影響を受けにくいです。

Q4 送料が上がった場合どうすればいいですか?
価格を一括で見直すことです。そのうえで利益が出なくなった商品は削除するか値付けを修正する必要があります。

まとめ

送料は固定コストではなく変動コストです。
そのため送料を前提に利益計算していると、価格変動によって赤字になることもあります。

海外物販では商品だけでなく、物流コストの変動にも目を向けることが重要です。
そして、最終的には送料が上がっても死なない商品構造にしておくこと。
これが一番大事だと思います。

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