為替変動が利益を削る仕組み|物販で為替リスクが生まれる理由

副業リスク管理ラボです。

物販では売上や仕入れだけでなく、為替などの外部要因でも利益が変動します。
売上があっても資金が苦しくなる構造については
売上が増えたのにお金がない理由|利益とキャッシュフローのズレで解説しています。

物販には様々なリスクがあります。
返品、送料高騰、アカウント凍結など。
私も現役時代、色々なリスクに直面しました。

その中でも、構造的に避けにくかったなというリスクがあります。

それが為替変動です。

私がやっていた当時はコロナ前だったので、為替は110円前後だったと記憶しています。

しかしコロナ禍に入ってご存知の通り、円安にシフトしていきました。

110円 → 130円 → 140円 → 150円

と徐々に上がっていきましたね。

海外から商品を仕入れる物販では

・仕入れ価格
・送料
・手数料

こうしたコストの多くが外貨で動いています。

そのため売上が同じでも、為替だけで利益が削られるということが起きます。(逆もまた然り)

私はこのコロナ禍の際、為替の乱高下に振り回された当事者なので、為替がどのように利益に影響するのか。
当時を振り返りながら、その仕組みを整理していきます。

《この記事から分かること》

・物販が為替の影響を受ける理由
・為替変動が利益を削る具体的な仕組み
・為替リスクと商品構造の関係


① なぜ物販は為替の影響を受けるのか

海外物販では、日本の商品を海外に売ることがあります。
もしくは商品を海外から仕入れて日本に売るケースもあります。

例えば、日本で仕入れた商品をアメリカに売る場合。

仕入れは円で、売上はドルという形になります。

つまり

仕入れ → 日本円
売上 → 外貨

という構造です。

このとき為替レートが動くと、同じ商品でも円換算の売上が変わります。

② 為替が利益を削る仕組み

例えば1ドル=110円として、
100ドルの商品を販売したとします。

仕入れ価格が5000円だった場合

11000円 − 5000円 = 6000円の利益になります。

もし為替が1ドル=130円になった場合

13000円 − 5000円 = 8000円

同じ商品でも約2000円多く利益が出ることになります。

これを外貨を獲得するメリットといいます。

しかし逆に、130円を想定して値付けしていた商品が売れるタイミングで110円だった場合。

利益は2000円削られることになります。

つまり同じ商品、同じ仕入れ価格でも、為替だけで利益が変わるということです。
この差額はそのまま利益を削ることになります。

特に海外販売では、入金サイクルのタイミングによって為替の影響を受けることがあります。
詳しくは
eBayの入金サイクルとカード支払いのズレを参考にしてください。

③ 売上は変わらないのに利益が減る

ここが為替の厄介なところです。
販売価格はすぐに変更できるとは限りません。
競合がいる商品では、価格を急に上げると売れなくなることもあります。
そのため我慢比べのようになるか、
もしくは商品の見直しを余儀なくされます。

こういうとき思い出されるのが、フィギュアでしたね。

新作のマーベルのフィギュアなんかは人気があるんですが、みんなこぞって同じ物を出すので価格競争になりやすい。
価格を落とすまいと我慢比べのような状態になります。
そこに為替の変動が重なると、利益がどんどん削られていきます。
今振り返ると、なんであんな薄利の商品を熱心に売っていたのかと当時の自分に言いたいです。

④ なぜ為替は構造リスクなのか

為替の怖いところは、自分ではコントロールできないことです。

商品選定
リサーチ
販売努力

これらをどれだけ頑張っても、為替は動きます。

つまり努力では防げない、外部の構造リスクになります。

物販では為替だけでなく、送料や返品といった外部要因でも利益が削られます。

送料高騰で赤字になる副業モデル
返品率は何%見込むべきか?

⑤ 為替で利益が消える商品

為替の影響を受けやすい商品には共通点があります。それは価格競争が激しい商品です。
例えば
・新品フィギュア
・家電
・ポケモンカード
・ゲーム機

こうした商品は同じ商品を多くの出品者が扱います。すると価格が横並びになります。
この状態では、為替が動いてコストが上がっても価格を簡単には上げられません。

結果として、為替が少し動いただけで利益が消えるという状況になります。

⑥ 為替に強い商品構造

一方で為替の影響を受けにくい商品もあります。

例えば
・中古品
・一点物
・専門性の高い商品

こうした商品は価格を自分で決めやすくなります。同じ商品が大量に出品されていないため、
為替が多少動いても価格調整ができる余地があるからです。

私が今振り返って思うのは、海外物販は単純に「売れる商品を見つけるゲーム」ではないということです。

価格競争の構造に入る商品なのか
それとも自分で値付けできる商品なのか

ここを見極めることの方が重要だったと思います。

⑦ 為替リスクとどう付き合うか

海外物販をやる以上、為替の影響を完全に避けることはできません。

ただし
・利益率の余白を持つ
・価格競争の商品を避ける
・商品構造を考える

こうした考え方を持つことで、為替の影響を小さくすることはできます。

Q&A

Q1 為替は物販にどのくらい影響しますか?

利益率が低い商品ほど影響を受けます。
例えば100ドルの商品でも、
為替が10円動けば1000円の差になります。
薄利商品では、それだけで利益が消えることもあります。



Q2 円安の方が海外物販は有利ですか?

日本の商品を海外に売る場合は円安が有利になることが多いです。
ただし海外から商品を仕入れる場合は
仕入れコストも上がるため必ずしも有利とは限りません。



Q3 為替を予測して仕入れるべきですか?

為替を正確に予測することは難しいです。
それよりも
・利益率の余白
・商品構造
・価格競争の有無
を意識する方が現実的です。



Q4 為替リスクを避ける方法はありますか?

完全に避けることはできません。
ただし
・中古品
・一点物
・専門商品
など、価格調整がしやすい商品を扱うことで影響を小さくすることはできます。

まとめ

海外物販では売上だけでなく為替も利益を動かします。
為替はコントロールできません。
為替は生き物と捉えて、前もって利益をしっかりとれる商品のラインナップや販売導線を設計しておくことが大事になります。
備えた人はリスクに動じず冷静に対処できるものです。

外部リスクによる利益変動を防ぐには
資金の余白を持った設計が重要です。

副業資金繰り表テンプレはこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました