副業リスク管理ラボです。
この記事では円安が輸出物販では有利なのかについて解説していきます。
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《この記事で分かること》
・円安と物販の関係
・為替リスクの正体
・個人ができるリスクヘッジの考え方
円安と言われて久しいが
ここ数年、
「円安」という言葉を聞かない日はありません。
ニュースでも、SNSでも、
「今は円安」「海外販売は追い風」といった声が目立ちます。
実際、ドル建てで商品を売る物販プレイヤーにとって、
円安はプラスに働く局面があります。
私自身、2019年にeBayを始めました。
当時はまだコロナ前で、今ほどの円安ではありませんでした。
しかし、コロナが発生し海外渡航が制限されて
徐々に円安へと変わっていきました。
為替が動くたびに売上の円換算額が増えるのを見て、
「あれ、思ったより利益出ているな」
と感じるようになりました。
しかし、この感覚は少し危険でもあります。
なぜなら、為替は環境であって、
実力ではないからです。
もちろん追い風でもあるのは間違いありません。
ただし、それを自分の実力だと錯覚すると設計を誤ります。
実際、円安なのに
「なぜか利益が残らない」
「売上ほど余裕がない」
と感じ始める人も少なくありません。
朝起きて為替を確認して、
少し下がっているだけで不安になる。
そんな状態については、こちらでも書いています↓↓
→為替で利益が削られてない?気づかないうちに赤字に近づく物販の怖さ

外貨獲得はビジネスの時流に乗る大事な事
とはいえ、
外貨を獲得するという視点自体は重要だなと
eBayをやっていた時に思いました。
例えば、国内で1万円の商品を仕入れ、
100ドルで販売するとします。
1ドル=110円なら11,000円。
1ドル=150円なら15,000円。
同じ100ドルでも、
円安になれば受け取る円は増えます。
国内仕入れ×海外販売
という構造であれば、
為替は追い風になります。
実際、ネット界隈でも「手残りが良くなった」
という声は多く、私自身も体感しました。
海外のバイヤーから
「どうしても欲しい、言い値で買う」
と言われたこともあります。
その時、日本円だけを得る仕事より、
外貨を獲得できる仕事の方が有利に見えました。
時流に乗ること自体は悪いことではありません。
問題は、それを前提に設計してしまうことです。
リスクもあるよ
為替は、
一方向に動き続けるものではありません。
それは日々の為替相場を見ていても感じます。
相場が下がると、
不安になって売りに走る人が出る。
2025年にNISAでS&P500に全力投資していた層が、
下落で慌てた動きなどを見せていたところにも、
人は環境に揺さぶられやすいというのが伺えます。
円安が続く保証はありませんし、
急激に戻ることもあります。
また、仕入れも外貨で行っている場合、
円安のメリットは相殺されます。
日本の物価高は海外相場に合う形で上がってる現象なのだなと、
高止まりでなく平準化なのだと感じてます。
さらに、見落とされがちなのが「タイムラグ」です。
売った時の為替と、
入金時の為替は同じとは限りません。
返金が発生すれば、
その時点の為替で差損が出ることもあります。
私も「昨日より円が高いうちにドルを換金しよう」と、
為替を気にしながら動いていました。
こういう状態が続くと、
「円安なのに、なぜか稼げている感覚がない」
という違和感が少しずつ強くなっていきます。
数字は増えているのに、余裕は増えない。
その矛盾については、こちらで書いています↓↓
→ 「円安なのに利益が残らない|eBayで感じた違和感」

「円安だから有利」
と単純に考えて在庫を積み増すと、
為替が戻った瞬間に
利益が削られる可能性もあります。
そういう時に売れたりするんですが…
でも環境頼みの利益は、
環境が変われば消えます。
為替が利益を左右する
為替は利益率に直接影響します。
例えば、利益率20%のビジネスモデルだとします。
為替が5%逆方向に動けば、
実質的な利益率は15%近くまで下がる可能性があります。
特に薄利多売の場合、
為替の変動は無視できません。
私の場合は円を保守的に見積もって
価格計算するようにしてました。
150円なら145円に。
値下りが起きてもダメージが少ないように。
その分、ライバルに比べて価格は高くなります。
代わりに別の部分で差別化する。
この辺りの解説は他の回でやります。
為替込みで設計しないと、
「売上は増えているのに思ったより残らない」
という違和感が生まれます。
数字は増えても、実質利益は変動する。
ここを理解せずに拡大すると、
為替に振り回されるビジネスになります。
特に怖いのは、
急激に崩れるというより、
じわじわ感覚が麻痺していくことです。
「まだ利益出てるから大丈夫」
そう思いながら、
気づかないうちに苦しくなっていく。
ここまで読むと、
「ちゃんと理解すればいけそうだな」
と感じるかもしれません。
ただ一つだけ先に言っておくと、
構造を理解しているつもりでも、
資金で崩れる人は普通にいます。
実際に、
売上は出ている状態で借金150万まで崩れた例があります。
管理人がeBay無在庫で借金150万を作った経緯↓↓
→ 「売上が伸びるほど資金が死ぬ」構造|eBayで借金した側が語るキャッシュフローの現実

情報の非対称性のあるところで勝負する大事さ
為替も大事ですが、
私がより重要だと感じているのは
「情報の非対称性」
です。
海外で安く、日本で高い。
日本で安く、海外で高い。
この価格差を見つけられるかどうか。
これはどのビジネスにも言えることなんです。
この記事では、円安と海外物販の構造を書きました。
ただ、正直ここで
「で、結局得なんでしょ?」
で終わる人も多いと思います。
もしそう感じているなら、
見ているポイントがズレています。
重要なのは、
円安で得か損かではなく、
その時に自分のキャッシュがどう動くかです。
円安という現象の先で、
実際に何が起きるのか。
そこまで踏み込んだ話は、こちらにまとめています↓↓
→ 円安は得かどうかに時間割くのやめません?見るべきはそこじゃない

一例ですが、
そこら辺にゴミみたいに落ちてるものを
自分で価値に変えて売る。
リペアの商売なんかがそうですよね。
これも情報の非対称性です。
為替は追い風になりますが、
根本は市場の情報差です。
為替が有利でも、
価格差がなければ利益は出ません。
逆に、
価格差があれば、
多少為替が不利でも戦えます。
環境よりも構造を見る。
これは物販に限らず、
ビジネス全般に言えることだと思っています。
Q&A
Q. 円安なら無条件で有利ですか?
いいえ。国内仕入れ×海外販売という条件が揃って初めて有利になります。
⸻
Q. 今から海外販売を始めても遅くない?
為替だけで判断するのは危険です。市場と価格差を見て判断すべきです。
⸻
Q. 為替ヘッジは必要ですか?
個人規模では難しい場合も多いですが、
在庫を過度に積まない、
利益率に余裕を持たせるなどの設計が現実的です。
まとめ
円安は確かに追い風になる局面があります。
しかし、
・為替は環境であって実力ではない
・仕入れ通貨とのバランスが重要
・タイムラグと差損リスクがある
・本質は価格差と情報の非対称性
追い風に乗るのは大事です。
ただし、全ベッドしないこと。
為替を味方にしつつ、
為替に依存しない設計を心がける。
それが長く残る物販の考え方だと思います。
とは言われましても…
そんな風に、
いざ情報を仕入れても使い方が分からない。
そういう人に向けて記事を書きました。

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